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士業が今日から使える
AIツール5選と使い分け

大事なのは「万能の1本」を探すことではなく、実務の場面ごとに得意な道具を当てること。5つの場面に、5タイプのAIを地図のように割り当てます。

AIツール 公開:2026.07.18 読了:約5分

「AIを使ってみたが、いまひとつ実務に落ちない」。その原因の多くは、1つのツールにすべてを任せようとしていることにあります。AIは万能の魔法ではなく、得意分野の異なる専門道具の集まりです。実務の5場面に、それぞれ得意なタイプを当てるだけで、精度も効率も大きく変わります。

なぜ「使い分け」なのか

AIツールは、対話に強いもの、最新情報の調査に強いもの、長い文書の読み込みに強いもの、音声の文字起こしに強いもの、資料づくりに強いものと、それぞれ設計思想が違います。1本で全部やろうとすると、どの用途も「そこそこ」になりがちです。逆に、場面ごとに向いた道具を選べば、少ない手数で仕事の質が上がります。

実務の5場面 × 向いているAIの型 文章作成 案内文・提案書 対話型AI 🔍 調査・下調べ 制度・出典確認 検索連携AI 📑 要約・読込 長文・契約書 長文対応AI 🎙 議事録 面談・打合せ 音声AI 📊 資料づくり スライド・チラシ 生成AI
図:実務の5場面と、それぞれに向いたAIの型。

5つの場面 × 得意なAIの地図

実務でよく出てくる5つの場面と、それぞれに向いたAIのタイプ、代表的な例を整理しました。製品は一例で、同種のものであれば置き換え可能です。

実務の場面向いているAIの型代表例(一例)
①案内文・提案書などの文章作成対話型AIChatGPT/Claude/Gemini
②制度・出典を確かめる調査検索連携AIPerplexity など
③長い契約書・資料の要約・読込長文に強い対話型AIClaude など
④面談・打合せの議事録音声・文字起こしAINotta/PLAUD など
⑤スライド・チラシの資料づくり資料・画像生成AIGamma/Canva AI など

導入は「1場面ずつ」でいい

5つを一度に始める必要はありません。むしろ失敗のもとです。次の順番をおすすめします。

  1. 一番時間を取られている場面を1つ選ぶ(多くの事務所は「文章作成」か「議事録」)
  2. その場面だけAIを2週間使い、自分の型(指示の出し方)をつくる
  3. 手応えが出たら、次の場面へ1つずつ広げる

「全部やる」より「1つを確実に自分のものにする」。これが、AIを実務に定着させる一番の近道です。

士業ならではの注意点

守秘義務・機密情報の扱い 顧客の氏名・会社名・具体的な金額などの機密情報は、そのままAIに入力しないのが原則です。仮名や記号に置き換える、学習に使われない設定(オプトアウト)を確認する、といった配慮を習慣にしてください。AIの出力は必ず専門家自身が事実確認をしたうえで使います。

まとめ

AIは「万能の1本」ではなく「専門道具の集まり」です。実務の5場面に、得意なタイプを当てる。まずは一番時間を取られている1場面から。使い分けの地図さえ持てば、今日からでも仕事の質は変えられます。ツールの先にある「では、専門家として何を残すか」——その議論を、会議の場で深めていきましょう。

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